二人の映画に乾杯を

タイトルはMy Hair is Badの「悪い癖」から。

渇望

溢れてしまった。

生きててたまにある、絶望感。

 

私はいつも自分の感情に蓋をして、

いつも誰にも見せないように、

見せるふりして繕って、隠してきた。

 

その人を信用していない、といえばそうなのかもしれない。私は親のことも友達のことも、好きな人のことも、信用していないのかもしれない。人の気持ちなんてわからない。

 

自分の気持ちは自分にしかわからない。

自分のキャパは自分にしかわからない。

 

自分からSOSを出さないと、いつか溢れることはずっと前からわかっているのに、もう癖になって、それはいつか私を苦しめていた。

 

吐き出せなかった、どうしても。

自分の弱いところを見せたところで、何も変わらないことを知っていた、自分に絶望して欲しくなかった。私はいつも、私であろうとしていた。

 

その結果、すべての怒りや悲しみ、それらの負の感情が大きくなりすぎ、中身が段々と溢れていく。

 

中身を移し替える余裕もなく、ボロボロとだらしなくこぼれていき、やっと蓋がしまるくらいになったときには、私はもう全てを諦め、絶望し、目には光がなくなっていた。

 

私はいつもこうなってしまう。

両親に心配はかけたくない、友達や好きな人に重いと思われたくない、いつもの私でいなければいけない。

 

だからもしこうなったとき、誰も気づいてはくれないのだ。

 

その時私は、独りだったのだとまた絶望する。

 

自分の人生の絶望は、自分自身で救うしかない。誰も気づいてはくれない。助けてはくれない。

 

独りでも生きていけるようになりたい。

 

そして私はまた、詰め放題の時のビニール袋みたいに、指でぎゅうぎゅう引き伸ばしながら、明日からも生きていくんだろう。

 

途中でちぎれても、もうそこには誰もいない。

 

私はただ、抱きしめてほしいだけだった。