二人の映画に乾杯を

タイトルはMy Hair is Badの「悪い癖」から。

天然水

別に天然水なんて硬水だろうが軟水だろうが、そんなの体内に入れてしまえば一緒だと思うが、

私はあえて硬水を選ぶ。

大体水なんてどれも同じ味で、塩味や砂糖味はない訳で、しかも水のプロじゃないから、軟水と硬水の違いもわからないくせに、

私はあえて硬水を選んでいる。

“大体、水のプロってなんだよ”

と君からツッコミがきそうだ。

少し前まではずっと、採水地が地元で、なおかつ軟水の天然水を選んでいた。外国産の水なんて有り得ない、と。

それはポリシーであり、誇りであった。

しかしそんなポリシーは意図も簡単に曲げられてしまう。

君が硬水の方が好きだと言うのを聞いてからだ。

恐ろしく単純で恐ろしく素直な私は、

それを聞いた時に、硬水なんて有り得ないという反応をしておきながら、頭の中では次は硬水を買うことを決意していた。

君はクリスタルガイザーを飲んでいて、

私は外国産の水がとても嫌いなのに、

(何故なら以前入院した際にお母さんが買ってくれたベリー味のヴォルビックが不味かったから)

次買う水はクリスタルガイザーだと瞬時に決めてしまった私のポリシーの弱さに失笑してしまった。

私はずっと偏見をもっていて、外国産の水なんてどれも不味くて硬水だ、と決めつけてしまっていて、どうせクリスタルガイザーも硬水だと思っていた。

だが、君の飲んでいるクリスタルガイザーのラベルには、わかりやすく赤い色で、“軟水”と表示されていた。

その時私は全力で「いや軟水か〜い!」

と心の中で君につっこんだ。

それでも私は次は硬水を選んでしまうだろう。